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悪徳金貸し業者の取り立て、回収方法や手口

金貸しといっても、都道府県の認可を受けた業者とそうでない業者がいます。いわゆる闇金や悪徳金貸し業者というのは認可を受けていない違法業者を指します。街金という金貸しもいますが、こちらは一般的に認可を受けた業者のうち中小規模の業者の総称で、正規の業者です。金融法に沿って審査と融資を行い、取り立ても法律に触れない範囲で行います。

 

悪徳金貸しの取り立て

悪徳金貸し業者は、正規の業者ではないので法律に関係なく取り立てを行います。たとえば1日に100回も200回も電話で攻撃してきます。朝から晩まで、夜中まで関係なく嫌がらせの電話をするのが悪徳金貸しです。法律では1日のうち取り立てできる時間が決まっており、朝早くや深夜の時間帯には利用者に電話連絡をしてはいけないことになっていますが、悪徳金貸しはそんなものはお構いなしにジャンジャン連絡してきます。高齢者や専業主婦はずっと在宅していますので、電話の音が鳴るたびに震え上がってしまうでしょう。精神的に追い詰めていくというのが悪徳金貸しのやり方です。最近はほとんどの人が携帯電話を持っていますので、ここにも四六時中かけてきます。

 

悪徳金貸しの回収方法

悪徳金貸しの多くは違法に高い金利で貸付を行います。法定金利では、10万円から100万円未満の借入では年利18%と定められていますが、悪徳金貸しはトイチ、つまり10日で10%という法外に高い金利で貸付してくるのです。年利に換算すると365%ですから、とんでもなく高いことになります。返せないときには、法律ではやってはいけない方法で回収を図ります。たとえば親や兄弟、親戚や友人に返済させる方法です。借金というのは借りた本人のみに責任があり、他人は無関係ですが、そういった人たちを巻き込んで、法外な金利で貸し付けたお金を回収していくのが悪徳金貸しです。彼らには法律や常識は通じません。会社へ連絡してきて、さらに朝や深夜に家にやってきて恫喝してお金を返すよう迫ります。

 

悪徳金貸しの手口

悪徳金貸しは様々な方法でお金に困っている人に近づいてきます。正規の業者のところに行って、借りられなかった人に対して自分のところなら借りられると持ちかけます。借金の整理をしてあげると持ちかけて、着手金などを搾取していく方法も古くからある手口です。連絡先が携帯電話しかない業者も注意です。事務所や店舗を持っていない悪徳金貸しは多く、警察も対処しきれません。クレジットカードのショッピング枠を使わせて現金化するというのも、限りなく法律的にはグレーです。こういった業者を使った人の個人情報を入手して、巧みにお金を借りさせるという方法も使われています。カラ貸しという、貸し借りの契約もないのに取り立てだけするという犯罪集団も存在します。

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